幸村の雪待日和

ゆきむらゆきまちのぶろぐ

艦これとかもばますとか

 

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 ――というわけで、とりあえず嫁艦隊も完成したので最近は艦これを中心に遊んでいます。SRだけまだ居ないのはひみつだ。

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 こっちはまだ序盤といったところ。今は長門とか金剛とかが欲しいですね……

 ぜかましちゃんこと島風も勿論かわいいのですが、第六駆逐隊の四姉妹とか北上さんとかもお気に入りです。

  あと龍驤ちゃんはひんにゅーかわいい。

 

ガルガンティアっぽいSFが読みたい人向けのむにゃむにゃ。

グレッグ・ベア「鏖戦」

80年代SF傑作選〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

80年代SF傑作選〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

 直接のネタ元と言ってもおかしくなさそうな傑作中編。

 今読んでも古さはほとんど感じない。酒井昭伸の翻訳も秀逸。

 

デイヴィッド・ブリン「知性化シリーズ」

スタータイド・ライジング (上) (ハヤカワ文庫 SF (636))

スタータイド・ライジング (上) (ハヤカワ文庫 SF (636))

知性化戦争〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

知性化戦争〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

変革への序章〈上〉―知性化の嵐〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)

変革への序章〈上〉―知性化の嵐〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)

戦乱の大地〈上〉―知性化の嵐(2) (ハヤカワ文庫SF)

戦乱の大地〈上〉―知性化の嵐(2) (ハヤカワ文庫SF)

星海の楽園〈上〉―知性化の嵐〈3〉 (ハヤカワ文庫SF)

星海の楽園〈上〉―知性化の嵐〈3〉 (ハヤカワ文庫SF)

 スタータイド・ライジングは海洋SF及び星間戦争ものとして、知性化の嵐はマレビトと異文明の邂逅としてそれぞれ似たエッセンスを持っていると感じる。 「知性化戦争」はがるがんとの類似は余り感じないが、単純に面白いのでこれも加えておいた。

 

オースン・スコット・カード「エンダーのゲーム」「死者の代弁者」

エンダーのゲーム (ハヤカワ文庫 SF (746))

エンダーのゲーム (ハヤカワ文庫 SF (746))

死者の代弁者〈上〉

死者の代弁者〈上〉

 どちらも今となっては古典といってもいいくらいの名作。

 

ブルース・スターリング「スキズマトリックス」

スキズマトリックス (ハヤカワ文庫SF)

スキズマトリックス (ハヤカワ文庫SF)

  これも古典かもしれない。

 

後一作なんかあったような気もするが思い出せないので保留。

強いて挙げればフレッド・セイバーヘーゲン「バーサーカー」のシリーズか。

バーサーカー赤方偏移の仮面 (ハヤカワ文庫 SF 387)

バーサーカー赤方偏移の仮面 (ハヤカワ文庫 SF 387)

 一部の作品は似たエッセンスがあるし面白いと思うが、全体的には流石に今読むと古い気がする。

 

追記:

 予想より多くの反応を頂きgkbrしています。

 せっかくなのでいくつかお返事を。

 筆者はちょっと昔の人間なので最近のSFはあんまり知りません。

 国内の作家にもあんまり詳しくありません。

 ただ、ガルガンティアに関して言えばかの作品におけるSF的ヴィジョンはむしろ古典的なものであり、それに虚淵氏らしい捻りを加えたものではないかと筆者は思っているので、比較対象としてはさほど的を外してはいないかなーと思っております。

「華竜の宮」については、作品の存在は知っていましたが未読のため判断不能でした。機会があれば読んでみたいと思っている作品の一つです。

「ハローサマー・グッドバイ」は既読ですが類似性には思い至りませんでした。言われてみればそう思える部分もありますね。

 また、人間をベースとしつつ大きな変貌を遂げた異文化との交流、という観点から見ると、ジャック・ヴァンスやジーン・ウルフのいくつかの作品も当記事に加えてよいかもしれません。

 いずれにせよ、「がるがんっぽい」というのはあくまで筆者の感想ですので、読んでみて快楽天ちゃんが居なくてもどうか怒らないでね(´・ω・`)

 でも知性化シリーズにはイルカみたいにかわいい女子がいるよ!

 

今期のロボットアニメをちょこちょこ見てとか

 

 想起したものなどをつれづれなるままに。

 

ガルガンティア。

 一話でのヒディアーズとの戦争を見てまず思ったのはああこれはグレッグ・ベアの「鏖戦」を今の想像力でやったらこうなるかなあという感じで、上記作品がオールタイム・ベストに入る自分としてはもうそれだけで美味しかったですもぐもぐ。

 星に落ちてからのあれこれも、古き良きSFの文脈を丁寧になぞりつつも要所をジブリ的な説得力のある絵でアップデートして見せてくれている、という感じでとりあえず何も言うことのない安定感。海が舞台ということもあってところどころデイヴィッド・ブリンが書きそうなお話だなあと思ったりもしました。あとチェインバーはかわいい。

 おそらく後半はきっつい展開を押し込んでくるのだろうけど、個人的にはこのまんまずっとのんべんだらりと海上生活を描いてくれてもいいなあと思ったりした。 

 

マジェスティックプリンス。

 デザイナーズ・チルドレンが「謎のヒト型をした人類の敵」と戦う、というシチュエーションは「地球へ」の逆でもあるよね、ということでアレを読み返しつつアニメを見るとわりと違った風景も見えてくるかもしれず。チルドレンたち側から見ると勿論従来のヒーローアニメとかエンダーのゲームとかそういう古典からの積み上げもありつつ良い感じにポップになっているなあという印象。個人的にはロボットのバトルは一番上手く見せていると思う。

 

ヴァルヴレイヴ。

 某所でちらほらと呟いたように、5話までみても今ひとつよく飲み込めないというのが正直なところ。エルエルフさんはエルエルフさんだしヴァルヴレイヴは村正みたいでかっこいいしハラキリンザムはつい笑ってしまったし正ヒロインより黒髪のほうが個人的にはいいけどやっぱりあんこちゃんみたいな引きこもりの子が一番気になるかなあ、みたいな感じでとりあえず見てはいるのだけど何故か眼はどんどん滑っていく。色々詰め込んでるなあというのは感じる。

 ガンダムのつもりでだらっと悲惨な戦争ドラマを見るものかなと思っていたらバイファム高河ゆんが描き直したものをさらにアニメ化したようなものを突きつけられ、疑問に思いつつも刹那的な快楽を味わっているような――いや、それもあまり適切な喩えとは思えない。

 あるいは銀河美少年のごとくロボット物と学園物を融合しようと思ってサンライズが全力を出した結果がこれなのかもしれない。それを言ったら境ホラだってロボット物&学園物と言えなくもなかったが、あれはいい意味でも悪い意味でも統一された世界観から外れないという強い意志を感じた、ので。

 いずれにせよ、これは新しいものなのかもしれないが、個人的にはそれが総合的な愉しさに繋がっているかと言われれば現時点ではなんとも言えない――のでとりあえず新約ヤマトで砲撃戦にうひょーってなってるのが俺だ。 

 ヤマトは戦艦の動きが軽やかすぎることとデスラーがややホモいこと以外には特に不満はないのでぜひこのクオリティで最後までやってほしいなーと思い。

 

めだかの学校――めだかボックス完結に寄せて

 ここしばらくの間一番興味深く読んだ作品、ということもあり何か書いておこうかとも思ったのだが、正直なところ全て作品内で言い尽くされているような気はしないでもない。しかし、それが読者へストレートに受容されたか、という点にはいささか疑問が残るので、その点には多少なりと触れておきたい。

 

 ――いわゆる週刊少年ジャンプの一般的な読者とのミスマッチが最後までこの作品にはつきまとっていたように見え、それが西尾ファンとしてはもどかしく写ったのは確かだ。(それもまた西尾維新暁月あきらにとっては織り込み済みの反応ではあったかもしれないが)

 ジャンプ漫画をメタ化――それも一部の読者にとっては「茶化している」と映るような手法で(個人的にはあれほど愛あるメタ化はそうないと思うのだがそれはさておき)しつつ、なおそれを基礎としてジャンプ漫画の王道に忠実なレールを走りぬいた作品――それがめだかボックスという漫画である(と思う)。

 それを彩る材料として西尾は自身の「戯言シリーズ」「人間シリーズ」「きみぼく」「ぶきそぼ」といった過去作からいくつかのキャラクターと彼らが抱えるテーゼを移植――いや、アップデートして持ち込んでいる。言うまでもなくめだかちゃんは時と所を変えた哀川潤だが、彼女について過去作では触れて来なかった部分(「哀川潤の失敗」などで触れていくのかもしれないが)を少年誌に合うような形で掘り下げたのがそのまま黒神めだかの歩みだったとも言えるだろう。

 当然ながら、めだかちゃんだけではジャンプ漫画として完成するには足りなかった。だからこその人吉善吉である。異能とイレギュラーの集合体であるめだかのカウンターパート――善吉は作品内においては異分子であり、それ故に「ジャンプらしい」主人公たる資格を得るのだ。

 

 と、ここまで書いたところで筆が止まった。

 気が向いたら続きを書く。多分、球磨川禊と安心院なじみについて。

 

 

 ともあれ、とりあえず。

 西尾先生&暁月先生、ありがとうございました。

 

もばます その8

 

キュートでとりあえず揃えてみた現行フロント。

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 攻コスト40%の範囲内での発揮値をもうちょい上げるのがとりあえずの目標になるかなー、とか。

 今後なんか大きめのを引かない限りはこの辺で頭打ちかしら。